「うちの犬、鼻がピンクだけど大丈夫?」「子犬のころから鼻や肉球がピンクのままだけど、病気じゃないのかな?」

愛犬の鼻が黒ではなくピンク色だと、ちょっと気になりますよね。

特に初めて犬を飼っていると、

  • 色素が薄いだけ?
  • 成長したら黒くなる?
  • 何かの病気?
  • 動物病院へ行ったほうがいい?

など、不安になる方も多いと思います。

鼻がピンクだと「もしかして病気?」って心配になりますよね。まずは、生まれつきなのか途中から変わったのかを見ていきましょう。

先に結論

犬の鼻が生まれつきピンク色だからといって、必ずしも病気というわけではありません。毛色や遺伝、色素の量などによって、もともと鼻の色が薄い犬もいます。

ただし、「昔からピンク」なのか、「以前は黒かったのにピンクになった」のかによって、少し見方が変わります。

この記事では、犬の鼻がピンクになる理由や色素が薄い犬との関係などについて、できるだけ分かりやすくまとめます。

犬の鼻がピンクなのは生まれつきでも大丈夫?

犬の鼻というと、「真っ黒な鼻」をイメージする方も多いのではないでしょうか。

でも実際には、すべての犬の鼻が黒いわけではありません。ピンクや茶色っぽい鼻を持つ犬もいます。

まず確認したいのは、「今何色なのか」よりも「以前からその色だったのか」という点です。

生まれつき鼻がピンクの犬もいる

生まれたときから鼻がピンク色で、その状態がずっと続いている場合は、もともとの色素や遺伝が関係していることがあります。

犬の鼻の色には、被毛などの色にも関わるメラニン色素が関係しています。

色素の量が少なかったり、遺伝的に黒い色素が出にくかったりすると、鼻がピンク色に見えることがあります。

「鼻がピンク=病気」というわけではありません。

次のような状態であれば、生まれつきの鼻の色である可能性も考えられます。

  • 子犬のころからずっとピンク
  • 鼻の色が大きく変化していない
  • 鼻に傷や腫れがない
  • かさぶたがない
  • 元気や食欲が普段と変わらない

特に体調に変化がなく、昔から同じ鼻の色であれば、それほど心配しすぎる必要はないでしょう。

子犬のころから鼻がピンク色の愛犬ふく
▲ ふくは子犬のころから鼻がピンク。10歳になった今もほとんど変わっていません。
ふく

10歳になった今も、お鼻はほとんど変わらずピンクのままだよ。

10歳になった今もほとんど病院にかかることがないくらい元気に過ごしていますよ。

もちろん、ふくの場合はひとつの例です。鼻がピンクでも健康状態には個体差があるため、その子の普段の様子と比べてあげることが大切です。

犬の鼻がピンクになるのは色素が薄いことが関係する

犬の鼻や皮膚の色が薄く見える理由のひとつが、色素の量です。

犬の毛色はさまざまな遺伝子の影響を受けています。そして、その影響は被毛だけではありません。

犬の毛色にはメラニン色素や多くの遺伝子が関わっていることが研究でも示されています。詳しい仕組みについては、ヤマザキ動物看護大学の研究資料も参考になります。
(出典:ヤマザキ動物看護大学「哺乳動物の毛色に関連するメラノコルチン1型受容体遺伝子の多様性」

色が薄く見えることがある場所
ピンク・茶色・薄い黒
肉球ピンク・まだら模様
目の周り薄いピンク色
ピンクや茶色
被毛クリーム・ホワイト・淡い茶色など

犬の毛色や鼻、目の周りの色には、遺伝的な色素の仕組みが関わっています。

ただし、毛色が薄いから必ず鼻や目の周りも薄くなるわけではなく、色素に関わる遺伝子の組み合わせによって見え方は異なります。

「色素が薄い犬」と「アルビノ」は同じ意味ではありません。鼻がピンクだからといって、それだけでアルビノと判断することはできないのです。

真のアルビニズムは犬ではまれとされているため、鼻の色だけで決めつけないようにしましょう。

ぺこ

お鼻がピンクだからって、みんな同じ理由とは限らないんだね。

成長とともに鼻の色が変わる犬もいる

犬の鼻の色は、ずっと同じとは限りません。季節による一時的な色素の変化や、後天的な色素脱失などによって、以前より鼻の色が薄く見えることがあります。

また、色素が抜けて鼻の一部がピンク色に見えることもあります。大切なのは、「その子にとっていつもの色かどうか」です。

10歳になってもピンク色の鼻をしている愛犬ふく
▲ 成犬になったふく。子犬のころからピンクだったお鼻は、10歳になった今もほとんど変わっていません。
ふく

ぼくの場合は、ピンクのお鼻がずっと「いつものお鼻」なんだね!

色そのものよりも「前と比べて変わっていないかな?」と見るようにしています。

  • 以前は黒かったのに急にピンクになった
  • ピンクの範囲が広がってきた
  • 鼻の表面が荒れている
  • かさぶたができている
  • 出血している
  • 鼻の形や表面の状態まで変化した

以上のような変化があれば、少し注意して見てあげましょう。

チェックポイント

生まれつきピンク→ 体質や色素による可能性

急にピンクになった→ 色だけでなく皮膚の状態も確認

鼻がピンクになりやすい犬やチワワの鼻の色

「チワワの鼻がピンクだけど大丈夫?」と心配して検索している方も多いのではないでしょうか。

チワワも、すべての子が真っ黒な鼻をしているわけではありません。

チワワの鼻の色がピンクでも問題とは限らない

ぺこ

チワワのお鼻って、みんな黒いわけじゃないの?

チワワの鼻の色は、毛色などによって違いがあります。

American Kennel Club(AKC)のチワワの犬種標準でも、鼻は黒または毛色に対応した色とされ、ブロンド系ではピンクの鼻も許容されています。

つまり、チワワの鼻がピンク=異常というわけではありません。

次のような場合は、その子本来の鼻の色である可能性があります。

  • 子犬のころからピンク
  • 毛色も薄い
  • 鼻の表面に異常がない
  • 元気に遊んでいる
  • 食欲がある
  • 以前から色が変わっていない

犬種だけではなく、毛色や遺伝、その子がもともと持っている色も一緒に見てあげましょう。

毛色や遺伝によって色素が薄い犬がいる

犬の毛色と鼻の色には、遺伝的な色素の仕組みが関係しています。そのため、同じ犬種でも鼻の色が違うことがあります。

たとえば兄弟犬でも、

  • 1匹は黒い鼻
  • 1匹は茶色っぽい鼻
  • 1匹は少しピンクが入っている

といった違いが出ることがあります。

これは珍しいことではありません。

色素が薄いこと自体は、必ずしも病気ではありません。「色」だけではなく、皮膚の状態や体調の変化を見ることが大切です。

以前より鼻がピンクになった場合は変化を確認する

一方で、以前は黒かったのに、最近急に鼻がピンクになったという場合は少し注意が必要です。

特に確認したいのが、鼻の色以外の変化です。

鼻の状態チェックしたいこと
色だけ薄くなった範囲が広がっていないか
かさぶたがある炎症や皮膚トラブルがないか
出血している傷や皮膚疾患がないか
ひび割れている痛みや炎症がないか
ただれている早めに獣医師へ相談
鼻を気にしているかゆみや痛みがないか

鼻の色素が抜ける病気の中には、かさぶたやびらん、出血などを伴うものもあります。

こんなときは動物病院へ相談

  • 急に鼻の色が変わった
  • かさぶたがある
  • ひび割れている
  • 出血している
  • ただれている
  • 鼻を触ると嫌がる

「色素が薄いだけだろう」と自己判断せず、気になる変化がある場合は獣医師に相談すると安心です。

生まれつきピンクなのと、今まで黒かった鼻が急にピンクになるのは分けて考えたほうがよさそうですね。

子犬の肉球がピンクなのはいつまで?ピンクのままの場合もある

子犬を迎えたばかりの飼い主さんから多いのが、「肉球がピンクだけど、いつ黒くなるの?」という疑問です。

実は、すべての犬の肉球が成長すると黒くなるわけではありません。

子犬の肉球がピンク色になる理由

鼻と同じように、肉球の色にも色素が関係しています。

犬によって肉球の色はさまざまです。

  • 真っ黒
  • 茶色
  • ピンク
  • 黒とピンクのまだら
  • 指によって色が違う

など、かなり個体差があります。

子犬の肉球がピンクだからといって、それだけで健康上の問題があるとは判断できません。

ふく

ぼくは子犬のころから、お鼻も肉球もずっとピンクだよ!

犬の肉球がピンクのままでも問題ないケース

成犬になっても、肉球の全部または一部がピンクのままの犬もいます。「何歳までに黒くならなければおかしい」という決まりがあるわけではありません。

むしろ確認したいのは、肉球の色ではなく状態です。

次のような状態なら、その犬本来の肉球の色である可能性があります。

  • 子犬のころからピンク
  • 色が大きく変化していない
  • 腫れていない
  • 傷がない
  • 出血していない
  • 頻繁になめていない
  • 普通に歩いている

肉球がピンクのままでも、それだけで異常とは限りません。

10歳になってもピンク色の肉球をしている愛犬ふく
▲ 子犬のころから肉球がピンクのふく。10歳になった今もピンク色のままです。
ふく

ぼくは10歳になった今でも、肉球はピンクのまま!元気に過ごしてるよ。

ふくは子犬のころから鼻も肉球もピンク色です。10歳の今もほとんど病院にかかることなく元気ですが、これはあくまでふくの場合。愛犬それぞれの普段の状態を見てあげてくださいね。

また、肉球の色だけでなく、カサカサした乾燥やひび割れが気になる場合は、日頃のケアも大切です。

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肉球の赤みや腫れがある場合は注意する

注意したいのは、もともとピンクなのではなく、炎症によって赤く見えている場合です。

こんな様子がないか確認してみてください。

  • 急に肉球が赤くなった
  • 指の間まで赤い
  • ずっと足をなめている
  • 足を噛んでいる
  • 腫れている
  • 出血している
  • ひび割れている
  • 足をかばって歩いている
  • 散歩を嫌がる

このような場合は、皮膚炎やケガなどが隠れている可能性があります。

とくに、かゆみや皮膚の異常が続く場合は、見た目だけで原因を判断するのが難しいこともあります。気になる症状が続くときは、かかりつけの動物病院で相談してみてください。
(出典:北海道大学動物医療センター「皮膚科」

また、犬が足を頻繁になめると、周りの毛がピンクや赤茶色っぽく見えることもあります。

見分けるポイント

  • 「肉球そのものがピンクなのか」
  • 「皮膚が赤くなっているのか」
  • 「周りの毛が赤茶色に染まっているのか」

これらを分けて確認してみましょう。

ぺこ

もともとのピンク色と、炎症で赤くなっているのは違うんだね。

犬の目の周りがピンクの場合に確認したいこと

鼻や肉球と一緒に気になりやすいのが、犬の目の周りがピンク色に見えることです。

目の周りについても、

  • 生まれつき色素が薄い
  • 炎症などで赤くなっている

という2つを分けて考えることが大切です。

皮膚の色素が薄くピンクに見えることがある

もともと色素が薄い犬では、目の周りの皮膚がピンク色に見えることがあります。

  • 子犬のころから同じ色
  • かゆみがない
  • 腫れていない
  • 涙が増えていない
  • 目やにが増えていない

という場合は、生まれつきの色素による可能性もあります。

犬では、顔の一部の色素が薄くなるケースもあるため、目の周りがピンクというだけで原因をひとつに決めることはできません。

赤み・かゆみ・涙がある場合は皮膚や目のトラブルにも注意

「いつもより赤い」「最近よく目をこすっている」という場合は、目の周りの皮膚だけでなく、目そのものに異常がないかも注意して見てあげましょう。

特に次のような症状がないか確認してください。

症状チェック
目の周りが急に赤くなった炎症の可能性
目をこするかゆみや違和感
涙が増えた目のトラブルの可能性
目やにが増えた色や量も確認
まぶたが腫れている早めの相談がおすすめ
目を細める痛みがある可能性
目を開けづらそう早めに受診を検討

目の症状は、見た目だけでは原因が分かりにくいものです。

目の異常は早めの相談を

目を開けづらそうにしていたり、痛そうにしていたりする場合は、様子を見すぎず動物病院へ相談しましょう。

鼻や肉球の色とあわせてチェックしたい変化

愛犬の鼻や肉球、目の周りがピンク色の場合は、「何色か」だけを見るよりも、「以前と変わっていないか」を見るのがおすすめです。

普段から次のポイントをチェックしておきましょう。

  • 鼻の色
  • 鼻の表面
  • 肉球の色
  • 肉球のひび割れ
  • 目の周りの色
  • かゆみ
  • 腫れ
  • 出血
  • かさぶた
  • 愛犬が気にしている様子がないか

写真を撮っておくのもおすすめ

スマートフォンで鼻や肉球の写真を時々撮っておくと、「前からこの色だった?」「少し広がっている?」といった変化を比べやすくなります。

動物病院で相談するときにも、以前の写真があると経過を伝えやすくなります。

ふく

ぼくのお鼻や肉球も、ときどき写真を撮っておいてね!

何もないときの鼻や肉球も写真に残しておくと、「前からこの色だったかな?」というときに比べやすいですよ。

鼻や肉球だけでなく、皮膚の乾燥やフケ、かゆみも普段からチェックしておくと変化に気づきやすくなります。

乾燥が気になる愛犬のスキンケアについては、犬の乾燥肌やフケにおすすめの保湿スプレーを紹介した記事も参考にしてみてください。

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まとめ|犬の鼻がピンクでも生まれつきなら問題とは限らない

犬の鼻が生まれつきピンク色だからといって、必ずしも病気というわけではありません。

鼻や肉球、目の周りの色には、

  • 遺伝
  • 毛色
  • 色素の量
  • 個体差

などが関係しています。

子犬のころから鼻や肉球がピンクで、特に皮膚や体調に変化がないのであれば、その子本来の色である可能性があります。

状態考え方
生まれつき鼻がピンク色素や遺伝による可能性
チワワの鼻がピンク毛色などによって見られることがある
子犬の肉球がピンクそのまま成犬になる場合もある
肉球がピンクのまま異常とは限らない
目の周りが昔からピンク色素が薄い可能性
急に色が変わった状態を注意して確認
赤み・腫れ・出血がある獣医師への相談を検討

大切なのは「ピンクだから大丈夫?危険?」と色だけで判断することではありません。

生まれつきなのか、最近変わったのか。

そして、赤み・腫れ・かさぶた・出血・かゆみなどがないかを見ることが大切です。

普段から愛犬の鼻や肉球を見て、「この子のいつもの色」を知っておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。

ふく

ぼくの「いつものピンク」を覚えておいてね!

気になる変化が続いたり、愛犬が痛そう・かゆそうにしていたりする場合は、無理に自己判断せず獣医師に相談してみてくださいね。

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すだこ
当ブログの運営者『すだこ』です。2頭のパピチワ(パピヨン×チワワ)と暮らしています。当ブログでは、 ・犬用品やドッグフードなどの口コミレビュー ・おすすめのサービス ・愛犬との暮らしに問題を抱えている飼い主さんの悩みを解決する方法 などを紹介します。 【わんこスタイル】をよろしくお願いします。